基調講演

ポール・ヴィクシー氏

ローカルではないDNS解決の利点と危険性

Farsight Security社、会長、CEO、共同設立者

インターネットの商用化と民営化が1990年代に最初に始まって以来、アクセス側のDNS(「再帰問い合わせ」)を顧客のネットワークから最初のISPへと、そして次に、Cisco、Google、IBM、Cloudflareに移行しようとする確固としたトレンドが見られます。このトレンドの真意とは何なのか?トレンドに潜むリスクとコスト、および誰れがこれらのコストを負担するのかについて、ヴィクシー氏が解説します。

ヴィクシー氏は1989年以降DNS分野に携わり、ほぼすべてのDNSサービスで使用されている監視およびフィルタリング機能の多くを発明しています。ヴィクシー氏が、現在DNSサービスに何が起こっているのか、そして現在、Mozillaなどによって積極的に推進されている新しいWebベースの「DNS over HTTP(DoH)」プロトコルについて特別な注意が必要である理由を説明します。

ポール・ヴィクシー博士はインターネットの先駆者です。現在、ヴィクシー氏は、Farsight Security社の会長、CEO、共同設立者であり、DNSおよびスパム対策テクノロジーに関連する業績が評価され、2014年に「インターネットの殿堂」を受賞しています。ヴィクシー氏は、BIND 8などのオープンソースインターネットソフトウェアの著者であり、DNSおよびDNSSECに関する多くのインターネット標準関係文書の著者でもあります。また、初の商用スパム対策企業(MAPS、1996年)、初の非営利インターネットインフラストラクチャソフトウェア企業(ISC、1994年)、および初の中立的な商用インターネットエクスチェンジ(PAIX、1991年)を設立しています。2018年には、サイバー犯罪に対抗する画期的なヨーロッパのデータ共有団体であるSIE Europe UGを共同設立しました。ヴィクシー氏は、2010年にDNSおよびDNSSECに関連する業務で慶應義塾大学から博士号を取得しています。

November 7 at 09:10 - 10:00, Stage A

We sit down with internet pioneer and Farsight Security CEO Dr. Paul Vixie, co-inventor of some of the services that are central to the internet’s fabric, including Domain Name System (DNS) architecture. As an authoritative voice on a range of matters that concern the global internet, the discussion with Dr. Vixie weaves together issues connecting DNS and its effect on security and privacy.